都市大等々力中高 新校舎完成イメージ
理数教育が充実しているのも、都市大付属中高の特徴だ
(写真は科学実験の模様)
創部1年目の都市大塩尻高校女子バレー部1年生チームが
「春高バレー」長野県大会で準優勝の快挙!
都市大グループの各学校では、個性ある改革を続けるとともに、グループの総合力を生かし、高大連携をはじめとする学校間連携をより積極的に展開している。
東京都市大学付属中学校・高等学校(男子)(旧武蔵工業大学付属中学校・高等学校)では、2007年に完成した新校舎で、「完全6カ年一貫教育」を進めている。6年間を2年ずつ、前期、中期、後期に分け、効率良く学力が身につけられる工夫をこらし、難関大学への合格実績を着実に伸ばしている。激化する首都圏中学入試においても、2010年度入試志願者は、対前年度比約650人増とトップクラスの伸びを記録した。
また、創立から70年にわたって質の高い女性教育を実践してきた東京都市大学等々力中学校・高等学校(旧東横学園女子中学校・高等学校)では、この4月から「共学部」を新設。これに伴い、同校では施設環境の更なる整備に着手。多様化する教育内容に対応した最新設備をもつ地上5階建ての新校舎は今年夏に完成予定だ。
長野県塩尻市に所在する東京都市大学塩尻高等学校(旧武蔵工業大学第二高等学校)は、地域に根差した学校であることを認知させる校名変更に加え、生徒一人一人のニーズに対応した進学等のサポートの充実や全国レベルの実力をもつ活発なクラブ活動強化など、改革・活性化に余念がない。また、大学に文系学部が誕生したことにより、将来進学を希望する女子入学者が急増したことも同校の注目すべき特徴の一つだ。
これらの付属高3校と大学による高大連携の具体的な取り組みとしては、これまでも実施されてきた大学教員による出張講義などに加え、新たに大学での講義聴講制度導入を検討中だ。併せて、昨年度は、高校同士のクラブの合同練習、大学の研究室と付属小学校によるロボットを利用したコミュニケーションの研究など、様々な企画による学校間連携事業が計16回にわたり実施された。
都市大グループの各学校は、今後もより緊密な連携体制を構築し、「健全な精神と豊かな教養を培い、未来を見つめた人材を育成する」というグループの教育理念の実践を目指す。